超低温可変周波数冷水機(Ultra Low Temperature Inverter Chiller)
2024-06-18
低温冷凍技術、インバーターコンプレッサー、低温安定運転を維持 ...
超低温変周波数冷水機

・製品概要
超低温冷水機は、低温プロセスを実現するために開発された設備であり、その中核能力は-25℃の水温(純水と不凍液の混合溶液)を安定して供給できる点にあります。深度冷却を必要とする産業分野に、高効率で信頼性の高い冷源を提供します。
・製品技術
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空気源ヒートポンプ原理:環境空気中の熱を低温熱源として利用し、電力を駆動力として圧縮機の働きにより、冷媒が蒸発器で吸収した熱を連続的に凝縮器に移動させて放出します。
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深度冷却と凍結防止:蒸発器側では、特殊な低温冷媒とシステム設計により、0℃をはるかに下回る蒸発環境を創り出します。蒸発器を流れる二次冷媒(通常は水とエチレングリコールなどの不凍剤の混合溶液)は目標温度(例:-25℃)まで冷却されます。添加された不凍剤は極低温での液体凍結を効果的に防止し、零下条件下でのシステムの安全かつ安定した運転を保証します。
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変周波数技術:従来の定周波数技術と比較して、圧縮機は停止せず、低速運転に切り替わり、環境からの熱負荷や湿気負荷を丁度「相殺」するのに十分な運転を行い、極めて安定した状態を維持します。変周波数技術は省エネ技術であるだけでなく、精密制御を通じて設備の性能、信頼性、ユーザー体験を向上させる総合的なソリューションです。
・応用シーン
本機は、以下のような深度冷却と精密な温度制御を必要とする産業分野に最適な選択です:
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化学工業と製薬:反応釜冷却、結晶化プロセス、物質凝縮回収、真空凍結乾燥。
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食品加工:急速冷凍、低温トンネル、アイスクリーム製造、食品急速冷却。
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実験室と科学研究:材料低温試験、環境シミュレーション室、半導体検査、研究機器冷却。
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特殊産業:リチウム電池製造、レーザー冷却、プラスチック機械(射出成形など)の急速冷却。

・製品仕様
製品モデル:NUXCDW-50HP
冷却能力:30KW(-25C/-30℃) 42KW(-20C/-25℃) 53KW(-10℃/-15℃)
冷媒:R410A
定格電力:50KW
電源入力:380V/50HZ 三相五線式
圧縮機:コパランド
水温:15℃~-30℃
補助電熱器:13.5KW(3組)
